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人間の体について書いていきます。

モチベーションを保つためには

突然ですが、皆さんはモチベーションを保ったまま生活できていますか?

 

やりたいこと、続けたいこと、頑張りたいこと。

特に日本人は、意識を高く保ちたいという思考が強いのではないでしょうか。

 

しかし、なかなか上手くいかない人がほとんどでだと思います。

自分もまた、今までモチベーションに左右されながら志高くあろうと、時にはそんな理想とかけ離れた自分に幻滅したりもしました。

 

今回は、私の経験を元に辿り着いた

モチベーションの保ち方

について書いていこうと思います。

 

そもそもモチベーションとはなんでしょう。

 

最近はSNSの発達により、だれでも芸能人やスポーツ選手など所謂「結果を残してきた人」に質問することができたり、YouTubeなんかで人生経験についての動画なんかもよく目にします。

 

私が考える、最もモチベーションの高い人類は武井壮さんだと思います。

 

武井壮さんは、今まで自分に負けたことが無いと断言するくらいメンタルの強い人で、毎日自分の成長を感じることが日々のモチベーションに繋がると仰っていました。

 

そんな武井壮さんには、よくインスタの質問機能で

「モチベーションを保つには」

「自分に負けてしまう」

「やる気が出ません」

どうすればいいでしょうか?

 

といった質問がよく見られます。

実際私も知りたいものです。強く生きる方法というものを。

 

武井壮さんはこういった質問に対してこう返します。

「やる気が出なかったり、そこで自分に負けてしまうのであれば、その程度の人生しか訪れないのであとは自分次第」

 

正論です。ド正論過ぎて返す言葉が見当たりません。

当たり前の話です。頑張った人、努力した人にはそれ相応の人生が待ってますし、何もせずにサボっていた人にはそれ相応の人生が待っています。

(努力すれば必ず報われるのかについては長くなりそうなので割愛します)

 

あとは、モチベーションの保ち方についてはとにかく成長するしかない。みたいな感じです。

 

他にも似たような考え方の人がいて、

・やると決めたらやるしかない

・目標設定が間違っているからやる気が出ない

要するにやるしかないみたいな感じです。

 

この考えを否定するつもりはありませんし、間違っていないと思います。

ただ、こういった考えの人たちは本当にメンタルの強い人たちなんだと思います。

 

遺伝的なことで片付けようとしているわけではありませんが、メンタルが強いから実際に結果を残してきいますし、昨今ではSNSで目立っているのだと思います。

 

裏を返せば、ほとんどの人はそんなに強く生きられないので、端からそんな高い理想を追い求めないで、それなりの人生を歩めばいい。

みたいに聞こえてしまいます。

 

私はそれは違うと思いますし、メンタルが弱くたって理想を夢見ることくらい許されると思います。

 

なので、考えます。

どうすればいいのか。

 

私が辿り着いた考えはいくつかありますが、前提として

「人間はそもそも怠け者」

という考え方です。

 

考え方というよりは実際そうであって、生物が生きる上で「頑張る」ということは、即ち寿命を縮めることに繋がります。

 

かなり極端な例になりますが、人間の脳は体や神経を酷使すれば休むようにできてますし、そもそも頑張らない方がエネルギーの節約になり、生物としての側面から見るとそちらの方が生存の確率も上がります。

 

どういうことかというと、

人間の脳は、そもそも休んで体力を温存するようにできてるから、やる気が出ないのは自分の意思が弱いからではなく、そういう物質が脳で分泌されているから。

と考えています。

 

とはいえ、そうやって永遠にやる気が出ないのはダメなので、

「やる気が出ないことにやる気を下げない」

やる気が出ない自分に対して悲観し、精神力を磨り減らしてはいけない。

ということです。

 

やる気が出ない時には割り切って休むか、一旦落ち着いてやるべき事を整理しましょう。

 

1番ダメなのは諦めて進むことを止めてしまうことだと思います。

立ち止まってもいいので、なんなら後ろに下がってもいいので進み続けましょう。

 

そしてもう1つ大切なことがあります。

それはモチベーションの高い時です。

 

モチベーションを保つ上では、モチベーションが下がった時よりも高い時の方が重要だと考えます。

 

モチベーションが高い時、あなたは何をしますか?

 

勉強を頑張る、練習を頑張る、寝る間も惜しんで頑張る。

 

結論から言うと、モチベーションが高い時に頑張ってはいけません。

正確には、知識や技術、体力を付けるのではなくモチベーションが下がった時のために温存しておきます。

 

どういうことかというと、

例えば、部活動で今日はやる気に満ち溢れているから、練習のあとに自主練を沢山行った。

そんな日が数日続きますが、モチベーションがいくら高かろうと、体力や精神力は衰弊していきます。

そして、いつしかモチベーションが下がった時には頑張る気力は残っておらず、再びモチベーションが上がるのを待つことになります。

 

余談ですが、私の経験上

「気分転換をしてモチベーションが上がることはありません」

勉強のモチベーションは勉強からしかきませんし、スポーツのモチベーションはそのスポーツのモチベーションからしかきません。

 

気分転換自体は大切なことだと思いますが、モチベーションを上げるために友人と呑みにいったり、買い物に行ったり、カラオケなどで発散しようとしても最終的に罪悪感に駆られるだけです。

 

つまりは、モチベーションが高い時には頑張りたい気持ちをグッと堪え、モチベーションが下がった時に備えて体力と精神力を温存しておくことが大切です。

 

さらに付け加えると、温存だけでなく

スケジュールを組んだりすることで、物理的にモチベーションを維持するということも現実的です。

 

例えば、痩せたい!と意気込んでいるうちにジムと契約をしてしまえば、モチベーションが下がろうが金を払ってる以上通う義務感が生じ、そうやってトレーニングをしているうちに自ずとモチベーションというのは上がってきます。

 

先程も言いましたが、

勉強のモチベーションを上げたくば勉強をする

スポーツのモチベーションを上げたくばそのスポーツをする

何か別の気分転換では罪悪感に駆られるだけです。

 

ここまでが私の持論ですが、

他に聞いた話では

「モチベーションを切り離す」

という話がありました。

 

日々作業。習慣と化してただただ無心でこなす。

 

これは割と現実的だと思いました。

朝起きて顔を洗って歯を磨くように、生活の一部としてしまえば苦にもならないと思います。

 

ただ、もちろん習慣にするまでは大変です。

これはあくまで、違う視点から考えようという話で、なにも楽して意識だけ高くいこうという話ではありません。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

参考になりましたでしょうか。

 

私自身もこの2ヶ月間、職場は営業停止となり時間だけをただただ持て余していましたが、その時できることを

「それなりの責任感で、気負い過ぎず気楽に行こう」

となんとか腐らずに過ごすことができました。

 

とはいえ、まだまだやれたことは沢山ありましたし、100満点中65点くらいの生活を送っていました。

 

自分で100点と思えるような人生を送るために頑張りたいと思います。

 

それではまた。

コエンザイムQ10とは

今回のテーマは「コエンザイムQ10

 

ご存知の方や飲んだことのある人も、少なからずいるかと思われます。

私自身も大学時代、飲んでいた時期がありましたが、正直効果などは一切分かっていませんでした。笑

 

早速、その効果はといいますと

「円滑なATPの生成をサポート」

です。

 

他にも、疲労回復や抗酸化作用、美肌効果などもあるそうですが、今回はATPの生成を中心に記述していきます。

 

それでは、先程の効果について詳しく説明していきましょう。

 

人間の体というのは、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー源を元に動かしています。

走ったり、物を持ち上げたりするには、体の各代謝機構からATPを合成して行っています。

 

その中でも、これは解糖系という代謝機構で

→炭水化物をグルコースに分解

グルコースをピルビン酸に代謝

ミトコンドリアに取り込まれる

→ピルビン酸からアセチルCoAを生成

クエン酸回路で水素イオンと電子を取り出す

→電子伝達系に運ばれる

→水素イオンと電子によってATPを合成

と、こんな流れです。

 

なんだかよく分からない言葉たちが並んでいると思うかもしれませんが、これは高校の生物の授業で習いました。

 

コエンザイムQ10は、この中の電子伝達系に運ぶ役割を担っております。

 

それって結局どういうことなのか

例えば、火力発電所で火を燃やすための材料はあっても、それを工場に運ぶ人がいないと燃えずにエネルギーにならないといった感じです。

 

しかし、コエンザイムQ10は体内でも合成可能な栄養素であって、枯渇することはほとんどありません。

日常的に運動を行っていて代謝の高い人や40代以降の人が必要とする栄養素です。

20~30代の人はコエンザイムQ10の合成能力が高いのですが、40歳を過ぎた頃から急激に低下するためです。

 

量に関しては、今のところ多量摂取による副作用はないとされていますが、元々医薬品として使われていたこともあり1回あたり100g程度で充分かと思われます。

 

その他の効果についてですが、解糖系における

ミトコンドリアに取り込まれる」

という部分で、このミトコンドリアは体重の約10%を占めており、エネルギー生成の約95%を担っているたされています。

筋肉の運動はもちろん、心臓などの内蔵の代謝にもミトコンドリア及びコエンザイムQ10は使われるため、色々な機能改善の効果が期待されるのだと思われます。

 

また、疲労回復については正確には疲労防止になります。

そもそも疲労というのは、筋肉のpH値が低下して酸性になることを指します。(この筋肉が酸性になることを「アシドーシス」といいます)

そして、そのpH値を下げる原因となるのが乳酸となります。(正確には乳酸に含まれる水素イオンが筋肉中のpH値を下げます)

 

乳酸とは、水素イオンとピルビン酸が結合して作られます。ここでのピルビン酸は、先程の代謝機構とはまた別の代謝機構でつくられるものとなります。

さらにいうと、電子伝達系では運ばれた水素イオンが酸素と結びついて水になるのですが、継続的に運動を行ってくると体内の酸素が少なくなり、水素イオンは結合できずに余ってしまいます。

 

そこで生じた水素イオンとピルビン酸が結びついて乳酸となります。

よって、水素イオンがピルビン酸と結びつく前に再び電子伝達系に運び、吸った酸素と結合させることで乳酸の発生を少なくするということがコエンザイムQ10における疲労防止効果と言えます。

 

他にも最初に記載したように色々な効果があるようですが、

抗酸化作用についてはビタミン Eが抗酸化作用に働いた時に、そのビタミンEの抗酸化に働くのがコエンザイムQ10となるそうです。

美肌効果については、抗酸化作用と同じような効果が肌のアンチエイジング的なのに繋がるのか、それとも電子伝達系で水を作るため保湿に繋がるのか。

 

正直、詳しく調べていないのでこの辺りはよく分かりません。

しかし、コエンザイムQ10とはあくまで補酵素であり、他の栄養素あっての効能となるのでご注意下さい。

 

ここまで自分で書いていて、酸素カプセルなんかはやはり疲労回復には効果が高いのではないかと思ったりもしました。

是非、試してみて下さい。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた。

ダイエットについて

今回のテーマは「ダイエット」です。

 

数百年前の日本では、痩せ型の人よりも肥満体型の方が日常生活の満足度が現れ、好まれていたとされています。

このように、人の好みというのは時代に限らず人それぞれだと思いますが、現代社会においては多くの人が痩せ型を好み、また痩せ型を理想とするのではないでしょうか。

 

ではなぜ、多くの人がダイエットに失敗してしまうのか。

 

ダイエットを行う上で、多くの人が次のような間違いを犯しているように感じます。

・食べた分だけ消費(運動)しようとする

・過度な食事制限

・ダイエットにいいとされる商品を食べる

 

ダイエットにおいて、最も重要なことは

「いかに継続的に行い、日常に取り込むか」

です。

 

激しい運動と食事制限の末に、ダイエットに成功した人もいるかと思われます。しかし、ほとんどの人が非常に辛い思いをし、最悪の場合はリバウンドをしてしまうのではないでしょうか。

 

短期的に痩せて、その後はリバウンドだろうがどうでもいい。という人は断食でもなんでもある程度痩せることは可能だと思いますが、非常に不健康ですしまた痩せなければならない場面がいずれ訪れるのではないでしょうか。

 

ダイエットのゴール地点は、日常生活の中でその生活を当たり前にすることです。

当たりのように、日々健康的な食生活を行っていれば大して辛い思いもせずに理想の体型を維持することが可能となります。

 

このブログを書く上で毎度申し上げる言葉があります。

「飲むだけややるだけで自分の願望が叶う魔法の薬やエクササイズなどありません」

自分の体はすべて食事、運動、睡眠から成り立っています。

 

それでは、先程挙げた例について細かく説明をしていきたいと思います。

 

まず、食べた分だけ運動をしようとする人。

これは、消費カロリーと摂取カロリーを計算すれば誰でも分かると思います。

 

例を挙げると、

・ジョギングの場合

体重60kgの人が60分で10,000m走った場合

消費カロリーは630kcalです。

・水泳の場合

体型60kgの人が60分で3,000m泳いだ場合

消費カロリーは630kcalです。

 

体重や体質によっても変わるので、あくまで目安として体重10kg増えると消費カロリーが100kcal増えると考えてください。

もちろんペースを上げれば多少の消費カロリーは上がりますが、この例だと少なくとも日常的に運動を行っていないとキツいレベルだと思います。

 

私としても、今まで部活などを通じてかれこれ10年以上日常的に運動を行っていますが、毎日のように10km走るのは正直キツいですし、目的が競技力の向上ではなくダイエットなら尚更。

 

ちなみに、コンビニなどで売っている食品のカロリーの目安として

おにぎり:200kcal

菓子パン:300~500kcal

弁当:500kcal

もちろんおにぎりやパンの中でも比較的ヘルシーな物もありますし、逆もまた然り。

あくまで目安として参考までに。

 

10km走ってもコンビニの唐揚げ弁当ひとつ分の消費カロリーです。お弁当を食べたい時は10km走れば0キロカロリーとなります。

真ん中に穴が空いていようが、凍っていようが、新幹線で食べようが0キロカロリーにはなりません。

 

補足として、スタバのフラペチーノは大体トールサイズで300kcalくらいだそうです。

 

次に、過度に食事制限を行う場合。

これは至って単純な結論で続きません。

食べないダイエットはただただ辛いだけで、最悪の場合は何かしらの病にかかったり、そもそも痩せることが叶わないということがあります。

 

ダイエットにいいとされる食品を摂取するというのも少し考えれば分かります。

例えば、毎日3食唐揚げ定食ラーメンセットを食べて、間食にはスナック菓子を食べている人。このような人が、カフェインや難消化性デキストリンL-カルニチンなどの所謂脂肪燃焼効果等を期待できるものをとっても、ブクブクと太っていくのは目に見えています。

 

じゃあどうすればいいのか。

安心してください。

人は寝ているだけでもカロリーを消費しています。

 

成人の男性なら平均で1,500kcal、女性なら1,200kcalほどのカロリーを、生命活動を維持するために消費しています。

具体的には、心臓のポンプや呼吸などです。

 

これに加え、1日中寝ている人というのはほぼ全ての人間に当てはまらないと思います。

日常生活の中で、歩いたり、手を動かしたり、食べたものを消化することにもカロリーが消費されています。

 

あとは摂取カロリーを抑えるだけ。

順番としては

1.ジュースやお菓子をやめる

2.食事の回数を増やす

3.炭水化物や脂質の量を抑える

 

いきなりボディビルダーのような

鶏胸肉+ブロッコリー+オートミール

みたいな生活をしても続きませんし、する必要がありません。

 

注意するのは余計な摂取カロリーです。

例えば、コーラなどの清涼飲料水は500mlで200kcal以上あります。

おにぎりを食べているのとなんら変わりません。むしろ、吸収が早く腹に溜まらない分太りやすいです。

それならば、普通にご飯を食べた方がお腹にも溜まり、結果的に1日のトータル摂取カロリーが減るはずです。

 

また、脂肪というのは言ってしまえば余ったエネルギーです。

人間というのは、何らかの事態で多少食べ物が食べられらなくなっても、生きられるように脂肪としてエネルギーを蓄えています。

脂質も抑えるに越したことはありませんが、優先的に抑えるのは炭水化物(米やパン)です。脂質は余った分は便として排出されるとも言われています。

そもそも人間の体では、摂った栄養素は分解されて違う栄養素となって使われるため、摂った脂質がそのまま脂肪になるのかというと少し違います。

 

よって、ダイエットの為に1日1食に減らすというのは逆効果。エネルギーを1度に多く摂って余らせやすくしているのです。

先程、消化吸収でもカロリーを消費カロリーするとも記述しましたので、食事回数は多い方が効果的です。

 

ここまでやって更にもう少しという人は、肉の脂身の部分など摂取栄養素のバランスを考える必要があります。

また、メリハリのある体にしたいとあれば筋トレも必要となってきます。

 

皆さんも、なんとなく体にいい食事というのはイメージが出来ると思います。

そこで、実はそこまでヘルシーじゃないよっていうものを食べたりしないようにも発信していきたいのですが、今回はダイエットの概念といった部分の記事になります。

 

ひとつずつ、日常生活の中に取り込んでいけば辛いと感じることもほとんどないと思いますし、週に1回くらいなら好きな物ばかり食べても問題ありません。

 

具体的な、コンビニのダイエット食品紹介なんかはまた後程記載したいと思います。

 

長々とありがとうございました。

それではまた。

よく見る胡散臭い広告について

今回のテーマは「HMB」です。

 

名前を聞いたことのある人や、少なくともSNSで広告くらいは見たことがあると思います。

 

ざっくり説明すると、

「飲むだけで理想の体〜」

プロテインの20倍の効果〜」

「筋トレとかやりたくないけど〜」

みたいなやつです。

 

あの如何にも胡散臭いサプリメントの正体は、HMBといって正式名称は、

ベータヒドロキシベータメチルプレート

です。長いですね。覚える必要はありません。

 

では、それはどんな栄養素なのかという説明の前に、結論から申し上げます。

「意味ないので騙されないでください」

正確には、HMB自体は効果が立証されているのですが、問題は量と価格です。これについては後程記述します。

 

それでは、HMBとはそもそも何なのかというのを申し上げますと、ロイシンという必須アミノ酸が体内で代謝される過程で作られる物質になります。

必須アミノ酸とは、全部で9種類ありましてそのうちの1つがロイシンとなります。ホエイプロテインやBCAAに含まれています。

要するに、アミノ酸の内のロイシンという栄養素がHMBになるよってことです。

 

次にどんな効果があるのかについて。

効果は主に2つです。

・筋タンパクの合成を高める

・筋タンパクの分解を防ぐ

簡単に言うと、筋肉が付きやすくなって壊れにくくなるということです。

 

それじゃあ飲むと筋肉が付くんじゃないの?

と思われた方、そうじゃありません。

前回のプロテインの記事でも書きましたが、飲むだけで体が変わる魔法の薬なんてありません。

HMBは先程の2つの効果を促すだけであって、体を作る基本となるのは食事と運動です。

各種サプリメントは、あくまで補助的なものにすぎません。

 

勘違いしないでください。悪いのはHMBではありません。HMBを責めないでください。

 

問題となるのは量と価格です。

まず、1日に効果を得るために必要な量は3~6gと言われています。

これだけの量をロイシンで摂ろうとすると、60g程必要になります。

そうなると、ホエイプロテインやBCAAから摂取した、ロイシンから生成されるHMBの量ではたりませんよね。

 

某鍛〇というメーカーしか見ていませんが、

そこでは1日6粒で2,000mg配合

と記載されていました。

そのため、効果を出すために量が足りないので、記載されている量よりも多く摂る必要があります。

 

1ヶ月分180粒で料金は10,000円としましょう。

というかそのくらいでした。笑

効果を出すために10粒摂るとして、

18日分で10,000円です。

高くないですか??

 

それでいいというのならばそれでいいのですが、私はアホらしいと思います。

だったら、他のサイトでHMBを買って飲めばいいと思います。

私は、マイプロテインというサイトでプロテインやBCAAなどを16,000円ほど買った時に、無料でHMBが約60日分付いてきました。

HMB単体でも、2,000円もしない値段で買えます。

試してみたいという方は、是非そちらで試してみてください。

 

そしてもう1つ。

これはHMBとは関係ありませんが、某メーカーのサイトを見ていると、HMB以外にもグルタミンやアルギニンなどの栄養素が入っているとデカデカと書いてありました。

それ自体は問題ありませんし、効果についての記載もバーナム効果のような感じで曖昧な表現で書かれていましたが、なんとなく的は得ている感じでした。

 

問題なのはまたまた量です。

その錠剤自体は、1粒あたり410mgです。

 

おかしくないですか?

 

1日6粒でHMBが2,000mg摂れるということは、錠剤自体は2,460mgしか摂っていません。

単純計算なので細かいことは正直分かりませんが、要するにHMB以外の栄養素は460mgしか入っていないということです。

4種類くらいの栄養素を謳っていたので、1つの栄養素あたり100mg程度しかその栄養素は含まれていません。

 

100mgって0.1gですよ?

 

その程度で効果が現れるわけありませんし、その程度の量だったら普段の食事で知らず知らず摂っていると思います。

 

ここまで読んで、胡散臭い広告で流れてくるサプリメントを買おうと思う人はいないと思います。が、

 

HMBは悪くありません。HMBのことは嫌いにならないでください。

 

ただ一概には、正しい知識を持たずに騙される方が悪いとも言えます。

情報で溢れた社会となっていますし、あちらさんも商売でやっているので、そういった意味で弱肉強食な社会だと私は認識しています。

とは言っても、詐欺に近いことをやっているのは事実ですし、何とか表示法とかにも引っかかると思います。

何が言いたいかというと、限られた情報に惑わされずに、色々調べてから行動に移しましょうということです。

 

これは自分自身の肝にも命じておきます。

 

最後に、HMBの詳しい摂取方法について記載して終わりたいと思います。

まず、摂取するときは小分けに摂るようにしてください。HMBは消化吸収があまりよくないので、1度に多量摂取しても吸収されない場合があるためです。

そして、より効果を得るためにはトレーニングをハードに行っている期間、または減量中など栄養素が足りなくなりやすい期間が望ましいです。

そうすると、ハードにトレーニングを行いすぎて筋肉が分解されてエネルギーになるのを防いだり、減量中も同様に足りないエネルギーを筋肉から賄うことを防ぐと考えられます。

 

サプリメントの使用は、用法・用量をお守りください。

 

 

最後までお付き合いありがとうございました。

では。

 

プロテインについて

さっそくですが、プロテインについてみなさんはどのようなイメージをお持ちですか?

 

・マッチョたちがよく飲んでいる

・タンパク質を一気に摂りすぎて内蔵が壊れる

・飲むと筋肉がついて体がごつくなる

などなど

 

なんとなくこのようなイメージを抱いている方は、少なくないのではないでしょうか。

 

結論から申し上げると、全て間違いです。

 

プロテイン(タンパク質)は、生命活動を維持する上で不可欠な栄養素であり、特別な薬物から作られていることもありませんので安全な製品です。

また、飲むだけで筋肉が肥大するのであれば筋トレをする人は世界からいなくなるでしょう。

 

マッチョたちがよく飲んでいるのは事実ですが、トレーニングをしていない一般の方でもプロテインは基本的には飲んだ方がいいとされます。

そして、タンパク質は筋肉だけでなく髪や爪,肌なども作っているため、プロテインを飲むことが直接的に美容に繋がるとは一概には言いきれませんが、肌や髪が荒れやすい人はタンパク質がたりていないのかもしれません。

 

では早速、プロテインとはそもそもどんなものなのか。詳しく説明していきたいと思います。

 

プロテイン(Protein)とは、英語でタンパク質を指します。ですので、今や薬局,ネット,コンビニと様々な場所で簡単に買うことのできるプロテインという商品は、肉や大豆,卵などに含まれるタンパク質を粉末状に加工したものです。

よって、普段の食事から必要なタンパク質を摂れている人は、プロテインを飲む必要がありません。

 

原材料によって様々な種類がありますが、代表的なのは「ホエイ」「ソイ」あたりでしょうか。他にも卵や牛肉を原材料とした物もあります。

ホエイは乳糖といって、ヨーグルトの上澄みに溜まっている液体のことを指します。それを粉末状に加工したものを、プロテインとして販売しています。ソイは大豆です。

 

飲みやすくするために甘味料や着色料などで様々なフレーバーを作っていますが、それらは普段食べている食品に含まれていますし、1日1~3回摂る程度の量では健康に問題はありません。

 

醤油なんかの調味料も、言わば人工的に手を加えたものですし、多少なりとも酸化防止剤なんかが含まれているはずです。

そこに敏感になるのであれば、まずスーパーやコンビニに売っているお弁当やインスタント食品から摂取を避け、安くて美味しい全国チェーン店の所謂ジャンクフードなんかもその対象になります。

その上で添加物等を避けたいというのであれば、プロテインも添加物を使っていない物もありますので探してみるといいかもしれません。

 

 

次にマッチョ問題ですが、冒頭にも記載した通りプロテインを飲むだけで筋肉が付くというのであれば、だれもハードなトレーニングをしないでしょう。

 

プロテインとは、あくまで足りないタンパク質を補助的に摂取するものでありステロイドのような筋肉増強効果はありません。

補足すると、ステロイドも摂取するだけでは筋肉はつかず、副作用ばかりが現れる場合があります。

 

また、SNSで見かけるバキバキのマッチョたちは、人生をかけて10年,20年と徹底したトレーニングと食事管理を行ってやっと手に入るものであり、ちょっとやそっとトレーニングをするだけで足や腕が太くなったりすることもないのでご安心ください。

 

大事なことなので最後にもう一度

プロテインを飲むだけで筋肉が付くなら私もトレーニングはしません」

プロテインに限った話ではありませんが、飲むだけで効果が得られるような「魔法の薬」なんてものは存在しません。

人間の体は食事、睡眠、運動と日々の一つ一つの行動から成り立っています。

 

 

最後にプロテインのメリットを記述します。

・簡単にタンパク質を摂取できる

・タンパク質以外の栄養素も豊富

・安い

 

まず、1日あたりの必要なタンパク質量は

体重1kg×0.8~1.0g

レーニングを普段から行っている人は

体重1kg×1.5~3.0g

が目安となります。

 

普段の食事から、これだけのタンパク質を摂取できている人はプロテインを摂る必要はありませんが、ほとんどの人が足りていないのではないでしょうか。

このご時世、ググれば栄養素も簡単に調べられますし、加工食品には記載されているはずです。

 

プロテインは吸収が早いので、朝起きて栄養素が枯渇している時に素早く吸収したり、1日のタンパク質が足りてない場合に夜寝る前に摂ることも可能です。

吸収が良いということは胃腸への負担が少ないことでもあります。

必要なタンパク質を、肉などの食品だけから摂ろうとするとなかなかの量を食べなければならず、胃腸への負担もそれなりにかかります。

プロテインの場合、胃腸への負担も少なく、寝る前に摂っても睡眠を阻害すること基本的にはありません。

補足として、BCAAには集中力を上げるような効果があり、自分の体感としてはそこまで睡眠の質を下げている実感がないのですが、もし気になるようでしたら方の原材料を使ったプロテインを摂るといいかもしれません。

 

 

 

次に、タンパク質以外の栄養素ですが、これは原材料によってことなります。

 

ホエイには必須アミノ酸であるBCAAが豊富に含まれており、他にも免疫力に関わるラクトフェリンやβ-グロブリンが含まれます。

ソイには成長ホルモンであるアルギニンが含まれており、ホエイに比べて若干消化吸収が遅いため腹持ちはいいです。

他にも、ビーフプロテインにはクレアチンが含まれていたり、エッグプロテインにはアミノ酸が豊富に含まれています。

 

それぞれ色々な特徴があり、用途により使い分けるのが好ましいですが、基本的にはホエイでいいと思われます。

また、プロテインの場合、余計な脂質,糖質をほとんど含まないこともメリットとして挙げられます。肉や魚、卵、大豆などから摂ろうとするとタンパク質だけでなく主に脂質も摂ってしまう場合が多いため、ダイエットにも効果的です。

 

 

そして、価格や摂取量などについて触れて締めたいと思います。

 

価格についてですが、私の高校時代では1kgあたり4000円くらいしたと思います。

しかし、今はネットで海外から取り寄せたりもできて非常に安いです。

代表的なのはマイプロテインというメーカーで、随時セールをやっていて毎月ゾロ目の日や25日は特に安いです。

そこだと、1kgあたり1800円くらいで買えるので、1回あたり60円程度で買えます。

(もっと安く買える場合もあります)

コンビニのSAVASなんかだと160円くらいしますし、サラダチキンにはタンパク質が20g程含まれていますが200円くらいしますよね。

 

摂取についてですが、

1回あたり10~20gを目安に摂りましょう。

タイミングについては、起床時や寝る前、小腹がすいた間食に摂るとより効果的です。

 

レーニングをしている人なんかだと

「ゴールデンタイム」

という言葉を耳にする人が多いかと思います。

従来のゴールデンタイムは、トレーニング後の20~40分以内なんて言われていましたが、私はトレーニングの60分前に摂ります。

 

レーニング後の栄養摂取ももちろん大事なのですが、トレーニングを行ってから筋肉のタンパク質合成は36~72時間続くと言われています。ですので、トレーニングをした2~3日後まではタンパク質をしっかりととる必要があります。

 

ではなぜトレーニング前なのかと言うと、トレーニング中は筋肉中のアミノ酸が使われてエネルギーとなるのですが、そのアミノ酸がなくなると次は筋肉を分解してエネルギーを生産します。

それは、トレーニングを行う上で最も避けたいことです。そのため、トレーニング前にプロテインを摂り、血中のアミノ酸濃度を上げておくことでトレーニング中のアミノ酸濃度枯渇を防ぎ、トレーニングの質を上げることにま繋がります。これは筋トレに限らずに言えることです。

 

 

以上になります。他にも、今回でてきたBCAAやクレアチンなどの栄養素にも、追追触れていきたいと思います。

 

最後までお付き合いありがとうございました。

過去の経験談 part.1

某ウイルスもだいぶ治まってきて、全国各地では緊急事態宣言も解除されている都道府県が増えてきています(とはいえ第二波に備え気を緩めないように)。

 

こんなご時世だからなのか、最近はYouTubeで過去の経験を語る動画なんかを見ています。

 

自分の尊敬する人やその考え方を、SNSを通じて知ることができるというのはなかなか便利な世の中になったと思います。

 

前振りはこのくらいにして、じゃあ自分自身が過去の経験を通じて学びを得たことは何だろうか。と考えた時に、一番最初に思い浮かんだのが高校時代の部活動での経験でした。

 

それが人生最大の失敗ってことはありませんが、小学生の時はそんな小難しいこと考えませんし中学生の時はただただ楽しかった思い出が強いので、言い換えれば

「一番最初に経験したまともな体験」

って感じでしょうか。

 

高校時代は硬式野球部に所属していて、部の成績としては県大会に出られるくらいの特別強豪でも弱小でもない実力でした。

 

ただ、高校の野球部なんてのはどこにいっても練習は厳しいと思いますし、自分は中学校が人数も少ない弱小の部活だったので正直めちゃめちゃ下手でした(その頃はあまり自覚なかったんですよね笑)。

 

とはいえ、高校も人数は少ない方だったので2試合目(所謂2軍同士)には出場したり、時にはレギュラーとして試合に出たりといった具合でした。

 

話となるのは、高2の秋だったと思います。自分たちが主軸の代となり夏に向けてこれから頑張るぞ!みたいな時です。

 

基本的にスポーツは、目先に試合や大会のないオフシーズンはモチベーションが下がるのが一般的みたいなのですが、自分は逆でむしろオフシーズンこそ周りとの差を詰めるチャンスだと張り切っていました。

 

細かく記載すると、周りのやる気がない時に頑張ればそれだけ差を縮めたり広げたりすることができる。といった感じで、むしろシーズンが始まってからでは遅いだろって考えでした。

 

兎にも角にも、夏に向けて今が頑張り時だと自主練にも精を出していました。元々真面目な性格で、練習はとにかく辛かったのでやりたくないと嘆いていましたが、いざ始まってしまえば自ずと手を抜いたりサボったりはしなかったです。

 

今現在考えてみれば、初めて目的意識を持って何かに取り組んだのがその時だったのかもしれません。

 

確かその時は、周りの選手が怪我をしてレギュラーとして出ていて、ここでいい所を見せれば夏に繋がると直感していたのでしょうか。

 

そして迎えた練習試合。その試合がシーズン最後の試合だったとか特にこれといった理由は覚えていないのですが、妙に気合いが入っていたのを覚えています。

 

しかし、

1打席目、見逃し三振。

2打席目、見逃し三振。

3打席目、見逃し三振。

1度もバッドを振ることはありませんでした。

 

確かそのタイミングで交代させられたと思います。

 

自分のためにやっていた練習が、知らず知らずプレッシャーになっていたんだと思います。怖くてバッドが振れませんでした。

 

交代させられて、監督には怒鳴られる訳です。自分は感動系で涙を流すことはほとんどないのですが、悔しいとすぐ涙が出てしまって高校3年間で何度涙を流したか覚えていません。笑

 

そして、とにかく振れ!と感化されて2試合目最後に代打として機会を与えてくれました。

 

打席では結局セカンドライナーに終わってしまいましたが、いい打球だったと褒められたことを今でも覚えています。

 

とまぁオチもあまり考えずに指を先に走らせていたのですが、そこで初めて

「頑張るだけでは結果はついてこない」

っていう現実を目の当たりにしたのでしょうか。

 

勝負の世界では努力は当たり前。あとはそれをどれだけ発揮できるか。

 

血の滲むような準備をして、それを勝負の一瞬で結果として残さなければならない。

 

残酷で厳しい世界の入口に、片足つっこめたのがその経験だったのかなと今では思います。

 

最後まで長々と読んでくれた方ありがとうございます。

 

勝負は時の運だと、監督が口癖のように大会前に言っていたのを覚えています。もちろん、しっかりと準備や努力をしてきたことが前提ですが、最後はその時の運もあるから気負わずに行けという意味です。

そこで運を引っ張ってこれる人間になるために、人間性云々と挨拶やゴミ拾いをやったのも覚えています。毎日大変だったけど終わってみればいい思い出です。

監督さんは、人生長い目で見ればいつか花開く時が来ると言っていたけどそれはいつなのか、コロナやらなんやらで正直厳しい現状です。

そういえば、最近あまりゴミ拾ってなかったので外出の機会があれば目を血眼にして探そうと思います。

 

長くなってしまいました。

最後までお付き合いありがとうございました。

それではまた。