実は0kcalってゼロじゃなくて
お久しぶりの投稿となります。
今回は、0kcalの商品についての記事となります。
本題に移る前に、簡単に炭水化物について説明をさせていただきます。
まず炭水化物は、大きく2種類に分けられます。
・糖質
・食物繊維
この2つの大きな違いとしては、糖質は消化吸収してエネルギーとして使うもの。食物繊維は消化吸収せずエネルギーにはならないもの。となります。
食物繊維は吸収されずカロリーがないと認識されている方もいるかと思われますが、実際は0〜2kcalと全くないというわけではありません(もちろん吸収されずエネルギーとならないため、実質0kcalですが)。
また、糖質は1gあたり3.8kcalあるとされています。
0kcalの飲料水なんかをよーく見てみると、糖質が少々入っている場合があります。
これは食品表示法で、100gあたり5kcal未満であれば0と表示していいとされています。
正確には、100gあたり25kcal未満であれば+ー5は許容されるということで、糖質に至っては2.5g未満は0.5gの誤差は認められます。
つまり、糖質に至っては100gあたり0.5gの糖質は0と表示していいということになります。
これらはゼロカロリー商品ですが、カロリーオフとはまた違ったり、”糖類”と”糖質”で微妙に内容が違ったりと実にややこしいものです。
もちろん、普通の商品に比べてカロリーが低いことは確かですが、ダイエットや減量中に0カロリーだと頻繁に飲んでいたらそれなりの糖質も摂取してしまいます。
続いて、甘味料の話に入ります。
こちらも大きく2種類に分けられます。
・天然甘味料
ex.砂糖、ステビア、エリスリトール
この2つに違いとしては、自然界に存在するかしないかとなります。
ここで気になるのは、人工甘味料の危険性かと思われます。
人工的=悪
と考える方は、少なくないのではないのでしょうか。
私も過去にそういった考えを持っていることがありました。
まず、人工的に作られたといってもアミノ酸などの分子を合成したものにすぎないため、基本的には安全と言えます。
ちなみに、スクラロースの化学式はC12H19Cl3O8です。
そもそも、人工甘味料は天然甘味料と比べると何百倍もの甘さを感じることができます。
つまり、人工甘味料には少量で済むというメリットがあり、危険性が疑われているのはかなり過剰に摂取したラット実験が元となっています。
むしろ、人工甘味料が危険だといって、天然甘味料を多量に摂取している場合の方が危険だと言えます。
ただし、空腹感を感じるというデメリットも存在します。
通常、糖質を摂取するとインスリンが分泌されます。
細かく説明すると、分解された糖質が血中に流れ血糖値が上がります。
この上がった血糖値を下げるためにインスリンが各細胞へエネルギーとして運搬して、再び血糖値を通常の値に戻します。
しかし、人工甘味料を摂取した場合、実際に血糖値は上がっていないのに体が甘みを勘違いしてインスリンを分泌してしまいます。
そうなると、血糖値は通常よりも下がり空腹感に襲われます。
ここで食事などを摂ってしまうと結局オーバーカロリーとなってしまうため、うまく活用すればダイエットにも有効と言えます。
*空腹時に摂取した場合、低血糖状態に陥り極度の空腹感や倦怠感に襲われる可能性もあります(量やそれ以外の成分にもよりますが)。
今回は、0kcal商品や甘味料についての記事となりました。
目の前の情報だけに縛られず、様々な情報を取捨選択して正しい選択に近づくことができたら幸いです。
私もできる限り有益な情報を発信できるように、日々勉強に励みたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた。