プロテインの種類
こんにちは。
今回は「プロテインの種類」について書いていこうと思います。
過去にプロテインの概要をまとめた記事を書きましたが、じゃあプロテインも色々あるけどどれを選べばいいか分からないという人に向けて書いていきます。
オーソドックスな種類は前回も軽く触れましたが
・ホエイ
・カゼイン
・ソイ
など
これらは原材料が違うだけで、タンパク質はちゃんと入っていますし特別な薬というわけでもありません。
他にも、卵(エッグ)や牛肉(ビーフ)を使ったプロテインもあります。
ホエイに関しては、さらに種類があって
・コンセントレート(WPC)
・アイソレート(WPI)
・加水分解(Hydrolysis)
があります。
何が違うのか簡単にまとめると、余計なものを取り除いてタンパク質の含有量と吸収率を高めた物になります。
今回は、ここについて詳しく説明をしていきます。
一般的な安価なプロテインとして売られているのが、コンセントレートとなります。
製造工程も比較的単純で、コストパフォーマンスが非常に優れています。
ここからさらに余計なもの(主に乳糖)をろ過して、タンパク質の含有量を高めた物がアイソレートとなります。
※乳糖というのはラクトースとも呼ばれる”糖”の一種です。
日本人は特に、遺伝的に乳糖を消化する酵素も持ち合わせていない場合が多く、お腹がゴロゴロしたり微量の糖質、脂質も含みます。
※含有量とは1回あたり30g摂るとして、その中にタンパク質がどれくらい含まれているかというのを指します。プロテインと言えど、その全てがタンパク質ではなく糖質や脂質、フレーバーの甘味料なんかも含まれます。
アイソレートは乳糖が取り除かれているため、コンセントレートが合わなかった人はこちらに変えると問題なく飲めるかもしれません。
また、タンパク質の含有量が高いというのは、それ以外の糖質や脂質が取り除かれているということであり、吸収率も上がっています。
起床時やトレーニング後はこちらの方が優れているということになります。
加水分解というのは、アイソレートとはまた違った製法で余計な物質を取り除きます。
しかし、大きな違いとしてアイソレートはその時にアミノ酸などの栄養も一緒に取り除いてしまいますが、加水分解はアミノ酸などの栄養を残しつつ余計な栄養素を省いています。
また、酵素を使って一部をすでに体内で消化した状態と同じような処理を施しているため、消化速度は一番早いです。
乳糖も取り除かれ、タンパク質の含有量も高いです。
ただし消化が早い分、一度に多量に摂取するとお腹を下しやすいため、こまめに摂ることをお勧めします。
コンセントレート→アイソレート→加水分解
と、製造工程が複雑になっているため価格は上がっていきます。
用途とお財布に相談して選んでみてください。
このように、プロテインのメリットとしては消化吸収の早さが挙げらるため、カゼインプロテインのような吸収の遅いものを選ぶというのは少々もったいないように感じます。
しかし、筋肥大が目的でなかったりトレーニングを頻繁に行わないようでしたら、カゼインやソイなどを選んでも問題はないかと思われます。
ソイプロテインは、若干消化吸収が遅い分、腹持ちが良くダイエットには適しています。
また、”BCAA”を豊富に含むホエイに対して、ソイは”アルギニン”を多く含みます。
アルギニンは成長ホルモンとも呼ばれ、必須アミノ酸ではないものの”準必須アミノ酸”と呼ばれるような生態機能を維持する重要な栄養素となります。
さらに細かく用途に合わせたプロテインを選びたい。という場合はエッグプロテインやビーフプロテインなんかもありますが、基本はホエイで充分かと思われます。
ホエイプロテインも牛乳で割ったり、オリーブオイルを足すなどして消化吸収を遅らせることは可能です。
以上、ホエイプロテインの種類についてまとめました。
分かりづらかった箇所など、コメントいただければ幸いです。
最期まで読んで頂きありがとうございました。
それではまた。