ダイエットについて
今回のテーマは「ダイエット」です。
数百年前の日本では、痩せ型の人よりも肥満体型の方が日常生活の満足度が現れ、好まれていたとされています。
このように、人の好みというのは時代に限らず人それぞれだと思いますが、現代社会においては多くの人が痩せ型を好み、また痩せ型を理想とするのではないでしょうか。
ではなぜ、多くの人がダイエットに失敗してしまうのか。
ダイエットを行う上で、多くの人が次のような間違いを犯しているように感じます。
・食べた分だけ消費(運動)しようとする
・過度な食事制限
・ダイエットにいいとされる商品を食べる
ダイエットにおいて、最も重要なことは
「いかに継続的に行い、日常に取り込むか」
です。
激しい運動と食事制限の末に、ダイエットに成功した人もいるかと思われます。しかし、ほとんどの人が非常に辛い思いをし、最悪の場合はリバウンドをしてしまうのではないでしょうか。
短期的に痩せて、その後はリバウンドだろうがどうでもいい。という人は断食でもなんでもある程度痩せることは可能だと思いますが、非常に不健康ですしまた痩せなければならない場面がいずれ訪れるのではないでしょうか。
ダイエットのゴール地点は、日常生活の中でその生活を当たり前にすることです。
当たりのように、日々健康的な食生活を行っていれば大して辛い思いもせずに理想の体型を維持することが可能となります。
このブログを書く上で毎度申し上げる言葉があります。
「飲むだけややるだけで自分の願望が叶う魔法の薬やエクササイズなどありません」
自分の体はすべて食事、運動、睡眠から成り立っています。
それでは、先程挙げた例について細かく説明をしていきたいと思います。
まず、食べた分だけ運動をしようとする人。
これは、消費カロリーと摂取カロリーを計算すれば誰でも分かると思います。
例を挙げると、
・ジョギングの場合
体重60kgの人が60分で10,000m走った場合
消費カロリーは630kcalです。
・水泳の場合
体型60kgの人が60分で3,000m泳いだ場合
消費カロリーは630kcalです。
体重や体質によっても変わるので、あくまで目安として体重10kg増えると消費カロリーが100kcal増えると考えてください。
もちろんペースを上げれば多少の消費カロリーは上がりますが、この例だと少なくとも日常的に運動を行っていないとキツいレベルだと思います。
私としても、今まで部活などを通じてかれこれ10年以上日常的に運動を行っていますが、毎日のように10km走るのは正直キツいですし、目的が競技力の向上ではなくダイエットなら尚更。
ちなみに、コンビニなどで売っている食品のカロリーの目安として
おにぎり:200kcal
菓子パン:300~500kcal
弁当:500kcal
もちろんおにぎりやパンの中でも比較的ヘルシーな物もありますし、逆もまた然り。
あくまで目安として参考までに。
10km走ってもコンビニの唐揚げ弁当ひとつ分の消費カロリーです。お弁当を食べたい時は10km走れば0キロカロリーとなります。
真ん中に穴が空いていようが、凍っていようが、新幹線で食べようが0キロカロリーにはなりません。
補足として、スタバのフラペチーノは大体トールサイズで300kcalくらいだそうです。
次に、過度に食事制限を行う場合。
これは至って単純な結論で続きません。
食べないダイエットはただただ辛いだけで、最悪の場合は何かしらの病にかかったり、そもそも痩せることが叶わないということがあります。
ダイエットにいいとされる食品を摂取するというのも少し考えれば分かります。
例えば、毎日3食唐揚げ定食ラーメンセットを食べて、間食にはスナック菓子を食べている人。このような人が、カフェインや難消化性デキストリン、L-カルニチンなどの所謂脂肪燃焼効果等を期待できるものをとっても、ブクブクと太っていくのは目に見えています。
じゃあどうすればいいのか。
安心してください。
人は寝ているだけでもカロリーを消費しています。
成人の男性なら平均で1,500kcal、女性なら1,200kcalほどのカロリーを、生命活動を維持するために消費しています。
具体的には、心臓のポンプや呼吸などです。
これに加え、1日中寝ている人というのはほぼ全ての人間に当てはまらないと思います。
日常生活の中で、歩いたり、手を動かしたり、食べたものを消化することにもカロリーが消費されています。
あとは摂取カロリーを抑えるだけ。
順番としては
1.ジュースやお菓子をやめる
2.食事の回数を増やす
3.炭水化物や脂質の量を抑える
いきなりボディビルダーのような
みたいな生活をしても続きませんし、する必要がありません。
注意するのは余計な摂取カロリーです。
例えば、コーラなどの清涼飲料水は500mlで200kcal以上あります。
おにぎりを食べているのとなんら変わりません。むしろ、吸収が早く腹に溜まらない分太りやすいです。
それならば、普通にご飯を食べた方がお腹にも溜まり、結果的に1日のトータル摂取カロリーが減るはずです。
また、脂肪というのは言ってしまえば余ったエネルギーです。
人間というのは、何らかの事態で多少食べ物が食べられらなくなっても、生きられるように脂肪としてエネルギーを蓄えています。
脂質も抑えるに越したことはありませんが、優先的に抑えるのは炭水化物(米やパン)です。脂質は余った分は便として排出されるとも言われています。
そもそも人間の体では、摂った栄養素は分解されて違う栄養素となって使われるため、摂った脂質がそのまま脂肪になるのかというと少し違います。
よって、ダイエットの為に1日1食に減らすというのは逆効果。エネルギーを1度に多く摂って余らせやすくしているのです。
先程、消化吸収でもカロリーを消費カロリーするとも記述しましたので、食事回数は多い方が効果的です。
ここまでやって更にもう少しという人は、肉の脂身の部分など摂取栄養素のバランスを考える必要があります。
また、メリハリのある体にしたいとあれば筋トレも必要となってきます。
皆さんも、なんとなく体にいい食事というのはイメージが出来ると思います。
そこで、実はそこまでヘルシーじゃないよっていうものを食べたりしないようにも発信していきたいのですが、今回はダイエットの概念といった部分の記事になります。
ひとつずつ、日常生活の中に取り込んでいけば辛いと感じることもほとんどないと思いますし、週に1回くらいなら好きな物ばかり食べても問題ありません。
具体的な、コンビニのダイエット食品紹介なんかはまた後程記載したいと思います。
長々とありがとうございました。
それではまた。