masa.fit blog

人間の体について書いていきます。

過去の経験談 part.1

某ウイルスもだいぶ治まってきて、全国各地では緊急事態宣言も解除されている都道府県が増えてきています(とはいえ第二波に備え気を緩めないように)。

 

こんなご時世だからなのか、最近はYouTubeで過去の経験を語る動画なんかを見ています。

 

自分の尊敬する人やその考え方を、SNSを通じて知ることができるというのはなかなか便利な世の中になったと思います。

 

前振りはこのくらいにして、じゃあ自分自身が過去の経験を通じて学びを得たことは何だろうか。と考えた時に、一番最初に思い浮かんだのが高校時代の部活動での経験でした。

 

それが人生最大の失敗ってことはありませんが、小学生の時はそんな小難しいこと考えませんし中学生の時はただただ楽しかった思い出が強いので、言い換えれば

「一番最初に経験したまともな体験」

って感じでしょうか。

 

高校時代は硬式野球部に所属していて、部の成績としては県大会に出られるくらいの特別強豪でも弱小でもない実力でした。

 

ただ、高校の野球部なんてのはどこにいっても練習は厳しいと思いますし、自分は中学校が人数も少ない弱小の部活だったので正直めちゃめちゃ下手でした(その頃はあまり自覚なかったんですよね笑)。

 

とはいえ、高校も人数は少ない方だったので2試合目(所謂2軍同士)には出場したり、時にはレギュラーとして試合に出たりといった具合でした。

 

話となるのは、高2の秋だったと思います。自分たちが主軸の代となり夏に向けてこれから頑張るぞ!みたいな時です。

 

基本的にスポーツは、目先に試合や大会のないオフシーズンはモチベーションが下がるのが一般的みたいなのですが、自分は逆でむしろオフシーズンこそ周りとの差を詰めるチャンスだと張り切っていました。

 

細かく記載すると、周りのやる気がない時に頑張ればそれだけ差を縮めたり広げたりすることができる。といった感じで、むしろシーズンが始まってからでは遅いだろって考えでした。

 

兎にも角にも、夏に向けて今が頑張り時だと自主練にも精を出していました。元々真面目な性格で、練習はとにかく辛かったのでやりたくないと嘆いていましたが、いざ始まってしまえば自ずと手を抜いたりサボったりはしなかったです。

 

今現在考えてみれば、初めて目的意識を持って何かに取り組んだのがその時だったのかもしれません。

 

確かその時は、周りの選手が怪我をしてレギュラーとして出ていて、ここでいい所を見せれば夏に繋がると直感していたのでしょうか。

 

そして迎えた練習試合。その試合がシーズン最後の試合だったとか特にこれといった理由は覚えていないのですが、妙に気合いが入っていたのを覚えています。

 

しかし、

1打席目、見逃し三振。

2打席目、見逃し三振。

3打席目、見逃し三振。

1度もバッドを振ることはありませんでした。

 

確かそのタイミングで交代させられたと思います。

 

自分のためにやっていた練習が、知らず知らずプレッシャーになっていたんだと思います。怖くてバッドが振れませんでした。

 

交代させられて、監督には怒鳴られる訳です。自分は感動系で涙を流すことはほとんどないのですが、悔しいとすぐ涙が出てしまって高校3年間で何度涙を流したか覚えていません。笑

 

そして、とにかく振れ!と感化されて2試合目最後に代打として機会を与えてくれました。

 

打席では結局セカンドライナーに終わってしまいましたが、いい打球だったと褒められたことを今でも覚えています。

 

とまぁオチもあまり考えずに指を先に走らせていたのですが、そこで初めて

「頑張るだけでは結果はついてこない」

っていう現実を目の当たりにしたのでしょうか。

 

勝負の世界では努力は当たり前。あとはそれをどれだけ発揮できるか。

 

血の滲むような準備をして、それを勝負の一瞬で結果として残さなければならない。

 

残酷で厳しい世界の入口に、片足つっこめたのがその経験だったのかなと今では思います。

 

最後まで長々と読んでくれた方ありがとうございます。

 

勝負は時の運だと、監督が口癖のように大会前に言っていたのを覚えています。もちろん、しっかりと準備や努力をしてきたことが前提ですが、最後はその時の運もあるから気負わずに行けという意味です。

そこで運を引っ張ってこれる人間になるために、人間性云々と挨拶やゴミ拾いをやったのも覚えています。毎日大変だったけど終わってみればいい思い出です。

監督さんは、人生長い目で見ればいつか花開く時が来ると言っていたけどそれはいつなのか、コロナやらなんやらで正直厳しい現状です。

そういえば、最近あまりゴミ拾ってなかったので外出の機会があれば目を血眼にして探そうと思います。

 

長くなってしまいました。

最後までお付き合いありがとうございました。

それではまた。